脱毛症について

・円形脱毛症
円形脱毛症は、突然、誘因もなく、頭部、あるいは頭部全体、全身の脱毛をきたす疾患です。
円形脱毛症は自己免疫疾患と考えられており、栄養障害や遺伝的要素、ストレスなどの素因のために、炎症細胞が毛包に浸潤することで、毛が脱落すると考えられています。
数か月で自然軽快することもありますが、難治性や再発をきたすものもあります。
治療は、ステロイド外用や塩化カルプロニウム外用、紫外線療法、ステロイド局所注射などを行います。
重症例かつ急性期ではステロイドパルス療法（大量ステロイドを3日間点滴する治療）を施行したり、JAK阻害薬の内服をすることもあります。

当院ではエキシマランプによる紫外線療法、JAK阻害薬内服による治療にも対応しております。

・男性型脱毛症（AGA)
男性型脱毛症は男性ホルモンによる進行性の脱毛症です。生え際や頭頂部の毛髪が薄くなることからはじまることが多いです。
男性型脱毛症の原因は、遺伝や男性ホルモンのバランスと考えられています。
治療はミノキシジルの外用や抗アンドロゲン製剤の内服となります。
当院では抗アンドロゲン製剤による内服治療（自費）を行っております。
フィナステリド（28日分）5,500円、デュタステリド（30日分）7,700円です。