やけどについて

やけどは、熱湯や熱い油、薬品などが皮膚に触れることによって、皮膚や粘膜を損傷した状態をいいます。やけどでは直後から赤みや腫れが出てきますが、その後も時間が経つにつれ、日に日に腫れや水疱が数日進行していくことがあります。
やけどの程度はその深さにより1度〜3度に分けられます。
1度熱傷は皮膚の表面に赤みがある状態のやけどです。受傷直後では、炎症を抑える作用のある軟膏が有効です。
2度熱傷は水ぶくれができるやけどです。大きく2つに分類され、2度熱傷のうち浅いものを浅達性2度熱傷と言い、深いものは深達性2度熱傷と言います。深達性2度熱傷の場合には傷跡を残すことが多くなります。
皮膚の厚さ全てが熱による傷害を受ける3度熱傷では、植皮術などの外科的治療が必要になることがあります。